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「和太鼓で届ける“ないものづくり”の世界観──45R『デニム祭り』で全国6都市ツアー演奏」

浮世絵風に描かれたデニム祭の製品紹介イラスト

【1】ブランドと共鳴する“音の演出”──45R「デニム祭り」にて全国演奏

2024年春より、アパレルブランド45R(フォーティーファイブ・アール)様の全国イベント「デニム祭り」に出演させていただきました。
横浜、福岡、東京、京都、栃木、名古屋の6都市を巡り、和太鼓による生演奏でイベントを盛り上げました。

今回私たちは、空間プロデュースではなく、45R様が思い描いたイベントコンセプトを丁寧にヒアリングし、その世界観に寄り添う音と演出を提案・実施しました。今回は、その軌跡を振り返りながら、企業イベントに和太鼓がもたらすポジティブな価値についてお伝えします。

デニム祭2024のイベント告知チラシ

【2】“和”を感じる世界観に、太鼓の音が重なる

会場には、大きな提灯や暖簾(のれん)が下げられ、まるで日本の町家に迷い込んだかのような「和」の空間が演出されていました。
私たちはその空間に馴染むよう、衣装・演出・音色のトーンを調整。決して“目立つ”ことではなく、イベントの背景として音が世界観を引き立てるように構成しました。

演奏時に着用したのは、45R様の衣服。素材の味わいや造形美を感じるその装いは、和太鼓の響きとも深く共鳴してくれました。

デニム祭りの和風空間演出:太鼓と屏風
デニム祭りの和風空間演出:提灯と暖簾

【3】演奏と服が融合する——衣を纏う音の体験

45R様の衣服には、素朴で武骨で、素材の持つ力を大切にするというこだわりが宿っています。
現場に足を運び、世界の伝統衣装に学び、素材と対話する——そんな背景に惹かれ、私たちもまた“音の素材”を最大限に活かすことを意識しました。

そのこだわりと音の共鳴が来場者の皆様に届いたのか、各会場では「服と太鼓が調和していた」「伝統と現代が一つの空間に溶け合っていた」といった声もいただきました。

45Rの衣装を着て和太鼓を演奏する様子」

【4】都市ごとの印象とエピソード

▶ 神奈川・横浜「楽市楽座」

初めての出演。45R配送倉庫敷地内で開催されました。住宅街の中で和太鼓の低音が響く非日常の光景。店舗の外にも音が届き、通行人が立ち止まり、その場でイベントに参加する方も。
「音が空間を開く」ことを改めて実感した所です。

▶ 福岡・博多(岩田屋)

野外での特設ステージ。
平日のオープン前でしたが、太鼓の音を聞きつけ多くの方々がお越しくださいました。

▶ 東京(大丸)

イベントスペースの中でも一際視線を集め、「デニムと太鼓」の意外な組み合わせが話題に。
ビジネスマンが行き交う東京駅直結の百貨店。
ここでは、和太鼓の**「視覚効果」**が力を発揮しました。
背後にそびえる屏風と大太鼓、そして45Rの服。まるで舞台美術のような空間に多くの注目が集まりました。その場でSNSに投稿する人も多く、情報拡散効果を強く感じた回です。
繊研新聞 掲載記事

▶ 京都(高島屋)

暖簾をくぐった瞬間から、空間に「間」と「品格」が漂っていました。
45Rさんのコンセプトに寄り添い、静と動のバランスを大切にした演奏構成に。
和の文化に精通する京都の方々の眼差しは鋭く、でも温かい。本質が試される場でした。
Instagram 京都

京都での和太鼓演奏とデニム祭りの空間

▶ 栃木・宇都宮(福田屋)

比較的カジュアルな雰囲気の中で、子ども連れの方も多く見られました。
「音が子どもを笑顔にする」瞬間がたくさんあり、ファミリー層向けイベントとの親和性の高さを感じました。
Instagram 栃木

▶ 愛知・名古屋(ミッドランドスクエア)

高級感と現代的な設えの中での和太鼓。
「和」が決して古くならず、ラグジュアリーな空間に溶け込むことを証明できた現場でした。
ブランドと和太鼓、双方が引き立て合う成功例です。
名古屋ブログ


【5】企業イベント × 和太鼓、その可能性

和太鼓は、ただ音が大きいだけの“にぎやかし”ではありません。
今回のようなブランドイベントでの演奏を通して、次のようなポジティブな効果を強く実感しました。

✅ 視線を集める【注目力】

和太鼓の演奏が始まると、その場の空気が一瞬で変わります。無意識に人が振り向く。
これは、音と振動が持つ物理的な力だけでなく、太鼓が「非日常」を呼び込むから。

✅ ブランドの世界観を強調

今回、衣装はすべて45Rさんのアイテム。
私たちは空間演出には関わっていませんが、企画部の皆さまのイメージを元に、演奏内容・構成・動作・表情までを設計しました。
音と衣装と所作が一体となることで、ブランドが表現したい物語に“音の輪郭”が生まれました。

✅ 写真・動画映えする空間演出

和太鼓は、写真に撮っても画としての力が強いです。
動き、衣装、楽器、そして瞬間の集中。イベントのSNSシェアを促進する要素が満載です。

✅ 老若男女、誰にでも届く“共感”

楽器の知識や語学力は不要。身体で感じるからこそ、国籍や世代を超えて伝わるメッセージ性があります。
地域密着イベントでも、グローバルブランドのPRでも、両方に通用します。


【6】ブランド演出 × 和太鼓の可能性

今回の45R様のように、「ブランドの世界観をどう表現するか」を私たちは音でお手伝いしています。
企業様のビジョン・理念・テーマをヒアリングし、それに寄り添った衣装・演奏・演出を組み立てることが可能です。


【7】こんなシーンにおすすめです

  • ブランドの展示会・発表会
  • 企業周年記念・創立記念式典
  • 海外ゲスト向けプレゼンテーションイベント
  • 商業施設での販促・話題化演出
  • 観光・地域振興との連携イベント

“和太鼓”は、単なるパフォーマンスではなく、「音による体験」「五感で感じる世界観」を演出できる手段です。

横浜での演奏後に太鼓体験をしている様子
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【8】お問い合わせ・出演依頼について

私たちは、企画や空間プロデュースが決まっているイベントへの参加はもちろん、
「イメージはあるけど演出がわからない」というご相談段階からも、丁寧にご一緒いたします。

ご依頼・ご相談はお気軽にどうぞ。
▶ お問い合わせはこちらから:[https://www.shun-matoinokai.com/contact/]
またはSNSのDMからでも大歓迎です。


🥁 和太鼓奏者 神谷俊一郎とは?

佐渡を拠点に世界的に活動する太鼓芸能集団「鼓童」出身。伝統芸能をベースにしながらも、現代的な感覚や企画力を融合させ、国内外の企業・団体と数多くのコラボレーションを展開してきた和太鼓奏者です。

「音でコンセプトを可視化する演出」を得意とし、製品発表会や海外展示会、インバウンド向けイベント、文化式典などで高く評価されています。

「日本刀のように鋭く、美しい演奏だった」
「“日本人として誇らしい”と涙した」

そんな言葉を受ける演奏は、和の美しさを視覚・聴覚・身体感覚で届ける唯一無二の表現。イベントやブランドの価値を高め、参加者の心に残る“体験”を創出します。

プロフィールはこちら→https://www.shun-matoinokai.com/profile/


📝 まとめ

「デニム祭り」で感じたのは、ブランドとアーティストが互いを理解し合い、“音”と“衣”で世界観を立ち上げることの可能性です。
この経験を、これからのさまざまな企業様のプロジェクトにも生かしていきたいと思っています。

企業イベント、演出をお考えの皆様へ。
和太鼓による、心に響くブランド体験をぜひ、体感してみてください。

デニム祭ロゴマーク

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